2007年4月29日 マイスターカップ開幕戦レポート
昨年度のシリーズ戦に引き続き、今年もフジモデルのマイスターカップが開幕となりました。
その開幕戦の開催地はいつものフジモデルではなく、兵庫県西宮市に先月オープンしたばかりのNRP(西北RacingPark)へ場所を移してのレース。
フジモデルからレース開催の機材一式、それに山盛りの協賛品ともちろん普段のレース装備を車に詰め込み、夜中のうちに岡山を出発。
そしてサーキットに到着したのはなんと早朝5時!機材の設営などに時間がかかると考えてのスケジュールなんだけど、それにしてもちょっと早過ぎ?
春とは言え夜明け前のサーキットはメチャクチャ寒かったのです。
あまりの寒さにカタカタと震えつつレースの準備をお手伝い。
はるばる岡山から持ち込んだ協賛品、プレートを自作したトロフィーをテーブルに並べる。燃料にボディーやマフラー、それにキットが幾つもある豪華景品だよ!
ん?京商のレースなのにKAWADAやHPIのキットが??
サーキットに日が昇り、寒さもほんのり和らいできた頃にはフリー走行開始の時間。
今日始めてNRPを走る私は精力的に走りこみ・・・ってまぁ今更なんだけどね。延べ70名を超える参加者の中、1時間のフリー走行枠でオープンクラス/マイスタークラス共に5分間x2回を走る。
それにしもてNRPは本当にチャレンジングなサーキット。狭く入り組んだレイアウトの割にスピードレンジが高く、ほんの少しのミスが派手なクラッシュに繋がる。私も短い走行の間に何度も離陸を繰り返し、FWのユニバ1本を粉々にする始末。
フジモデルチーム内でもクラッシュ続出で、みんなテーブルのシャーシがバラバラになってますがな。
レース開始前に記念撮影。こんなにたくさんの人が集まったよ!
マイスタークラスに49名、オープンクラスに30名とフジモデルのレースとして過去最高の参加人数を記録。そしてその参加メンバーが濃いったらありませんよ。
まず参加者のほとんどが京商カップのエントラント。ファイナル参加経験者が過半数。グランドファイナル経験者もゴロゴロしてる。ここ数年の優勝チームのメンバー、なんて人までたくさん参加してるからね、私もカップを戦っている一人として最高の環境でレースができるってもんです。
マイスタークラス予選1
ベストラップで競われるマイスタークラスの予選。
1回目のヒートでは使い慣れたタイヤで無難にと35Vを選択。タイヤの初期グリップを活かして渾身のベストラップを!・・・とは思っても、そのたった1周がなかなかまとまらない。
そしてもがいているうちにタイヤグリップは落ち着き、マッタリとした動きを披露しだすFW-05。やっぱりベストラップは苦手だー。
それでもなんとか頑張り続け、最後のラップでようやくベストタイムを更新。このタイムで予選1回目の6番手となり、これならなんとかAメインに残れるかもしれないなと一安心。フジモデルのドライバーがAメインに居ないんじゃシャレになんないから。
オープンクラス予選1
オープンクラスの予選は周回数での争い。マイスタークラスで「それほど悪くない」と感じた35Vを装着し、3分間のヒートに挑む。
スタートを無難にこなし、序盤の混乱が治まったところでセコい走りにチェンジ! イン側は1台分を残し、自信の無い箇所は徹底的にスピードを落とす。無理なんて絶対にしないチキンな走りに・・・とここで中盤あたりからタイヤがタレだしてしまった。どうやら35Vはハズレらしい。
高速コーナーでズルズルと流れるテールに苦労しタイムを落としながらも、なんとか最後までミスを起こさないままフィニッシュ。はっきり言ってベストラップはショボいけど、粘りの走りで予選5番手を記録。
これで両クラスともAメイン圏内入り。この瞬間に極度のプレッシャーから開放され、同時に強烈な睡魔との戦いが始まる。そう言えば徹夜明けだったわ。
マイスタークラス予選2
予選2回目のヒートを見ていると、気温と共に急上昇した路面温度の影響からかラップあたり1秒近くもペースダウンしている模様。ヒートが進んでもみなさん自己ベストの更新がなく、この辺りでAメイン入りを確信。
自分のヒートは予選1で使ったタイヤのまま走り、やっぱりすぐにタレタレでもちろんタイムの更新も無し。予選の結果は1回目のタイムのまま、6番手でAメイン入りが確定。
オープンクラス予選2
マイスタークラスのAメイン入りで安心し、オープンクラスでもそのままのタイヤで走行。こっちはFW-05を上回るタレっぷりで当然更新は無し、予選結果は1回目よりもひとつ下がって5番手でこちらもAメイン入り。
参加前はあまりの豪華メンバーに本気でAメイン落ちを心配していたんだけど、ぼちぼちのポジションながらも両クラスともAメイン入り。タイム的にトップクラスとは言えないレベルだけど、とりあえず最低限の仕事はこなしましたよ。
お昼休み
徹夜明けの眠気と戦いながら参加者の皆さんのところを回って情報収集。
武空調のち〜やんにタイヤはソレックス36Rだと教えてもらい、それをTMサーキットのシバッチから譲り受け、更にはインナーも現地調達。決勝に向けて1セットだけのタイヤを貼り、あとは自分の出番までマッタリと休息。疲れすぎてて体が全然動かねーッス。
オープンクラス決勝
決勝レースはオープンクラスから。貼りたてのソレックスタイヤを履いたRRRでウォームアップを軽く流すと、冷えてきた路面も手伝ってかV35とは段違いのグリップ感。よし、これならいけるかも。
そしてフラッグが振られ20分間の決勝レースがスタート。さすがにグランドファイナル経験率100%と言うメンバー、大きなクラッシュも無くレースが始まり、順位が落ち着いた数周後には3位を走行。但しトップを走る武空調ぐしちゃん、2位のち〜やんとの差は確実に広がっている模様。やっぱりトップ争いは難しそう。
それでも後続との差も縮まっていないようで、それならばと無理をする事無くペースを維持、リズムを崩さないようにと心がけながら走り続ける。このまま走れば表彰台に立てる。バトルもないし、何も難しいことは・・・
などと考えていたのが5分過ぎ。無欲すぎて気が緩んだのか、はたまた徹夜の影響かインフィールドでミス、アウト側の壁に接触した直後から挙動が不安定に。こ、この動きには覚えがある、これは確かミドルベルトを落っことした時のあれ、"2駆"の挙動じゃないかっ。
ええ、この瞬間レースは終わりました。ここからの15分間はず〜っと2輪駆動のまんま、ハイグリップ路面のおかげで通常の2秒落ち程度で走り続けて一応完走。結果は予選順位からひとつ下の7位でした。
クルマはそこそこ良かったのに、自分のミスで表彰台を逃すとは情けない。
マイスタークラス決勝
この日のメインイベント、マイスタークラスAメイン決勝。
日が傾きグリップがどんどん上がっていると判断して、先ほどオープンクラスを走ったタイヤをそのまま装着。いや決してケチっている訳では。
ウォームアップを走った感触では、やはり日陰になっているコース左側のほうがハイグリップ。右側ではスッ向きを変えてくれるFW-05が、より「喰う」左側ではリアタイヤががっつり踏ん張って良く言えば安定、つまりはアンダーステア。こいつは苦戦の予感ですよっ。
そんな不安を抱えつつレーススタート。1コーナーでは無理をせず混乱を避け、予選順位より少し上の中段をキープ。そしてインフィールドではトップグループにクラッシュがあり、自分でもビックリのトップ走行!やたっ!
・・・が、アナウンスによると後続がものすごい勢いで追い上げている模様。案の定あっというまに2位とテールtoノーズになり、数周持ちこたえたもののアンダーステアのきつい左側で華麗にインをさされ2位へ後退。一度前へ出ると周回毎に少しずつ、しかし確実に離されていく。これは絶対に追いつけないと確信。
そうこうしている間に今度はグリグリ曲がるFWの武空調ち〜やんが背後に迫る。そのクルマは私と同じFWのハズなのに、そのコーナリング半径の小ささ、クイックな動きといったらとても同じ道具を使っているとは思えないほど。
圧倒的な運動性の差に、アンダーをこらえている私は終始煽られっぱなし。それも"あそこのコーナーが厳しい"なんて話じゃなくて、コース全周に渡ってコーナー侵入からクリップ、出口に至るまでず〜っとベタ付け状態。長いR/C暦の中でもこれほどのプレッシャーを受けたのは初めてですよっ。
接近戦(一方的に煽られてる)は数周に渡って続く。その間何度も鼻先をねじ込まれそうになり、その度にちょっと強引に?インを閉める。そんな状況でも接触しないギリギリのところを走るち〜やんのテクニックは本当にすごいよね。まだ抜かれてないけどもう完敗。
そして私がイン側にスペースを残したコーナー、そこへ飛び込むち〜やん。ほんの軽く、コツンと接触しながらこれまた華麗にパスをされる。すばらしいバトルにギャラリーの大きな歓声、抜かれたほうの自分も感動。あまりの興奮に排気音まで大きく聞こえ・・・
いやいや、大きすぎだってば。
ホントに軽い接触だと思ったんだけど、これはどう考えてもマフラージョイントが破れちゃった音。当たり所が絶妙に悪かったのか、もしかしたら予選のクラッシュでダメージがあったのかもしれない。
そのあとはハイレベルなトップ争いを特等席から眺めさせてもらい、それで私のレースは終了。いやー、こんなトラブルだらけのレースは久しぶりだったなぁ。
レースが終わって
準備不足だったとは言え、なんともふがいない結果に凹みまくる事になるレースでした。おかげでレポを書こうにも気分が乗らず、更新まで半月もかかってしまう事に。
事前にハイレベルなレースになると判っていたんだから、それ相応の準備ってものがあります。そもそもサーキットを当日に初めて走るってのが良くなかった。Aメインに残れただけでも良しとしなきゃいけないのかもね。
京商カップには気合を入れて参加しなくちゃ。
